サイバーボランティア
概要
大学生によるサイバー防犯ボランティア (大学生サイバーボランティア)は,インターネット等の情報通信に高い関心を持ち,情報収集能力に優れている若い世代として違法・有害情報の発見や通報等に協力することで,サイバー犯罪の被害防止等を図ることを目的とした活動です.
東北工業大学 工学部情報通信工学課程は宮城県警察による大学生サイバーボランティア委嘱の第一号として2014年当初から継続して活動しており,2025年度で活動12年目になります.本研究室の学生はこの活動の中心となっています.
主な活動内容
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サイバーパトロール活動
インターネット上には薬物関連や振り込め詐欺関連など様々な違法・有害情報が溢れています.また,児童に対して援助交際を持ちかけるなど,児童に対して有害なSNSの投稿も数多くあります.そこで,児童に有害な投稿・書き込みを発見し,警察やSNSの運営会社の通報窓口に通報する活動を行っています.
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サイバーパトロール活動効率化ツールの開発
SNS上の有害情報は膨大で,限られた参加者と時間でパトロール活動を行うには効率化が必要です.機械学習による有害情報探索の効率化や,通報作業の半自動化など,学科で学んだ知識と技術を活かして,効率化のためのツールの開発を行っています.
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フィッシングサイトテイクダウンへの協力
2024年度より,フィッシング詐欺に利用される偽サイトのテイクダウン(閉鎖活動)に協力しています.
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)がサイバー防犯ボランティアに提供するテイクダウン支援ツール「Predator」を活用して活動を行っています.
これまでの活動実績
参加学生数
2014年度の活動開始以来,累計で130名を超える情報通信工学課程(2024年度までは情報通信工学科)の学生が活動に参加しました.
各年度の参加学生数と累計
表彰その他
- 2025.02.13: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2025.01.31: 宮城県警察生活安全警察功労者感謝状
- 2024.10.10: 自主防犯ボランティア活動推進功労団体表彰
- 2024.08.28: 第2回フィッシングサイト撲滅チャレンジカップ9位入賞
- 2024.06.26: 東北工業大学学長表彰
- 2024.06.13: 宮城県警察本部サイバー犯罪対策課長感謝状
- 2024.01.24: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2022.12.21: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2021.12.16: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2020.12.18: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2019.12.17: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2018.12.17: 宮城県警察本部生活安全部サイバーセキュリティ統括官感謝状
- 2018.01.19: 宮城県警察本部生活安全部長感謝状
- 2017.12.20: 警察庁情報技術犯罪対策課長感謝状
- 2017.02.07: 宮城県警察本部長感謝状
- 2016.12.07: 宮城県警察本部生活安全部生活環境課長感謝状
- 2016.11.22: 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課長感謝状